結婚式の豆知識
新郎新婦が知るべきこと  |

結婚式場の教会とチャペルは何が違うのか

教会の礼拝

日本の結婚式は、教会で挙げるものと神社で挙げるものがメジャーです。より歴史が長く伝統的なスタイルは神社で実施される「神前式(しんぜんしき)」ですが、現代人なら教会で実施する「教会式(きょうかいしき)」のほうが馴染み深いでしょう。ドラマや映画を見ていても、教会式の結婚式が多い印象がありますね。

教会と似たような言葉に「チャペル」があります。どちらも同じ意味で使われることが多いため、教会で挙げる結婚式とチャペルで挙げる結婚式は同じと考える方は少なくありません。しかし、実際は教会とチャペルは異なるものです。とりわけ結婚式場を選ぶ時は、この2つの違いをしっかりと把握しておく必要があります。

教会は、元々は同じ宗教を持つ方達の団体や、その団体が集まる建物を指す言葉です。人を指すか、建物を指すかは場合により異なりますが、共通しているのは宗教が大きく関わっているということです。つまり教会は同じ宗教を持つ方が集まる建物であるため、結婚式を申し込んでも信者ではない方は断られる可能性があります。また、必ずしも結婚式場として使われるだけではなく、お葬式のような儀式の場としても使用されます。一方、チャペルは教会をモチーフにした商業施設です。宗教とは関わりがないため、特定の宗教の信者ではなくても挙式を断られることはありません。また、お葬式のような他の儀式も実施されません。

結婚式の場として作られたチャペルがおすすめ

ヴァージンロードを歩く新婦

教会もチャペルも似たものではありますが、結婚式のための場としてより適しているのがチャペルです。宗教に関係なく利用できるため、教会式の結婚式に憧れる方は、チャペルを結婚式場として選ぶと良いでしょう。結婚式のために運用されているという理由から、チャペルのほうが結婚式のムード作りに長けているというメリットがあります。例えば、ウエディングドレス姿の花嫁を美しく見せるように設計された内装や、ロマンティックな空間を作り上げるように考え抜かれた証明など、教会よりも結婚式が盛り上がること間違いなしです。

ひとくちにチャペルといっても、施設によって用意されているプランの内容や料理、会場の雰囲気など様々な違いがあります。一生思い出に残る結婚式を挙げるために、いろいろなチャペルについて調べ、より自分達の希望を叶えてくれそうな施設を選びましょう。

例えば、「オール・セインツウエディング」という結婚式場は、イギリスに実在したオール・セインツ教会をモチーフにしています。190年前の職人によって作られた美しいステンドグラスや、長く受け継がれている調度品が特徴的です。本格的なイギリスの教会の雰囲気を味わえるチャペルとなっています。式場のデザインや雰囲気はもちろん、食材の味を生かした料理もおいしく、式を挙げる新郎新婦だけではなく、ゲストにとっても良い思い出になるでしょう。

オール・セインツウエディング

オール・セインツウエディングはイギリスに実在した教会をモチーフにつくられた郡山の結婚式場


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